えぬぐちのいろいろ好きブログ

思いついたことを思いのままに綴っていきます(^^ゞ



こどもの日は五月人形の前で、手づくり鎧兜を被って写真を撮ろう

私えぬぐちはアラフォーのおっさんなもので、戦国武将・甲冑、鎧兜という言葉に目がありません。

 

山形県では天童市で桜の頃に開催される人間将棋新庄市の真夏の祭典・新庄まつりの大名行列などで戦国武将の甲冑を身に纏った人々を毎年見ることができるのですが、どうやったら参加できるのやら。各地のイケメン揃いのおもてなし武将隊に入ろうにも残念ながら審査基準を満たしておりません(笑)。ところで、なぜ参加したいのかと言いますと、、、ああ! 鎧兜、甲冑を着てみたい! 被ってみたい! のです。

 

というわけで、実際に被ることのできる兜を作ってみました。

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そうです。自分で被るためではなく、我が家の双子の男の子(現在5歳)のために作ったのでした。

 

結局、実際に自分で着る機会に恵まれず、はや幾年、、、えぬぐち家にも待望のお世継ぎが誕生しました。しかも二人。双子の男の子です。

 

この二人のための五月人形は、自分で言うのもなんですが、カッチョイイ鎧兜飾りです。父親である私えぬぐちが人形屋さんに足繁く通い、大きさから色味、前立(角の部分)、屏風に至るまで、全てカスタマイズ発注して職人さんに作っていただいたものです。もちろん、双子だからといって、二組買うわけにもいきませんでしたので、考えた末に屏風を龍虎のものにしてみました。

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そして、えぬぐちはカメラマン(ただのカメラ好き)でもあるので、カッチョイイ鎧兜の前でカッチョヨク子どもたちの写真を撮ってあげたい、という親心がムクムクと芽生えてきたのでした。どうすればカッチョヨク撮れるか、、、そう、男子(おのこ)らしく、鎧兜を身に纏うのじゃ!  

 

実は、五月人形を購入する際に、実際に被ることのできる兜も選択肢に上ったのですが、古い家なもので飾る場所には不自由しないのだから、兜飾りでなくともいい、と全身のものを選んだ次第です。写真を撮るために、今さら被れるタイプのものを購入するわけにもいかず、そうなると自作するしかありません。五月人形の購入時に人形屋さんから陣羽織を二組いただいていたので、体の部分はこれを着せることで済ませることにして、あとは兜、できることなら大袖(肩から上腕部に垂れているやつ)も作りたいと考えました。

 

さて、あれこれネットで調べてみると、結構自作される方がいらっしゃって驚きました。段ボールや、プラ板、本当に金属板を打ち出し、、、いずれもちょっとした趣味の範囲を越えて、自分で作ったものを着て誇らしげに練り歩くようなハイクオリティさと熱心さ、、、そんなのム~リ~でしたので、結果、えぬぐちにも出来そうなお裁縫で作ることと相成りました。と言っても、お裁縫も中学校の家庭科の授業以来なんでしたが。

 

デザインを決めるための資料は、愛読書の図説・戦国甲冑集シリーズ。 

そして、当時、定期購入していたものの、ほとんど制作に着手していなかった、デアゴスティーニの『週間戦国甲冑を作る』の部材と冊子を参考にしました。

兜は頭に被るものですので、まず原型となるものは帽子です。ということで、帽子の作り方を知るために実際に買ったのがこの2冊です。書店で買ったんですが、お会計するのがなんだか恥ずかしかったです、、、。 

かれこれ数日どころか、一ヶ月以上かかってやっと出来ました。とっくにこどもの日は過ぎてしまっていました。

 

前立のデザインは悩んだのですが、 二人ならば対になるものを、ということで太陽と月にしました。太陽と言えば豊臣秀吉のアヤメ後立、、、は無理だったので、日輪にトゲトゲを付けました。月は伊達政宗の最も有名なものでは大きすぎるので、子供サイズに。吹返しの天の文字は名前に因んで。

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わかりにくかもしれませんが、黒い方の頭頂部はとさかっぽく(ウ◯トラマンみたい)桃形兜にしています。赤い方は単なる頭形(ずなり)兜ですが、真田の赤揃えや井伊の赤鬼みたいで格好よし。

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後頭部の部分はちゃんと錣(しころ)にしてあります。縅しは適当(というか限界)ですが。

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我ながら、無駄にクオリティを追求したものだと、しみじみ思います(笑)。 帽子か頭巾みたいな物を作って、それに前立を付けるだけでよかったのに。

 

、、、あ、ところで、コレを作ったのはカレコレ4年前です。毎年、徐々にグレードアップしてよりカッコイイものを作るぜ、と野心を燃やしていたんですが、、、その後、5月が近付くたびに、GWは仕事だしまた来年にしよう、、、と、結局、この時だけになってしまいました。

 

こういうものを手作りしたい親御さんのために、型紙や制作方法をアップしたいと思っています。当時作った型紙は捨ててしまいましたが、作品を分解すればいいか、、、もったいないかな? シーズンも過ぎてしまったので、それはまた来年以降で。

 

 

 

 



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