えぬぐちのいろいろ好きブログ

思いついたことを思いのままに綴っていきます(^^ゞ



失言で炎上しちゃった広瀬すずさんが政治家でなくてよかったね、という失言

 女優の広瀬すずさんが、先週放映された人気テレビ番組の収録中に番組スタッフを軽視するような発言をしたとして炎上していますね。

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※写真の女性は広瀬すずさんとは関係ありません。

 

 この騒動の詳細について、ここでは書きませんが、ただ、広瀬さんと彼女をバッシングしている匿名の皆さんが政治家でなくてよかった、とホッとしているんです。

 

 、、、あ、これって失言ですか?(笑)

 

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広瀬すずさんの失言をネタに楽しみたいだけ?

 広瀬さんのツイッターでの謝罪に対しての、匿名ゆえの強気の暴言の数々。

 

 まさに、スタッフさんのいたたまれない気持ち、そして口に出せない怒りを代弁、、、していませんね、全く。

 

 「スタッフさんに対してひどいことを言って!」「スタッフさんが可哀相だ」という、あたかもスタッフさんサイドに立っているような素振りで、バッシング書き込みをしている匿名さん達は、何も怒りなんて感じていないように思います。

 

 ただ、なんとなく、ヤンヤヤンヤと書き込みするのが楽しいだけなんでしょうね。

 

 そもそも、そんな匿名さん方に、スタッフさんのことを親身になって考えられるような心の持ち主がいるとはとうてい思えません。

 

 もしかしたら、広瀬さんに謝罪のコメントを直接語らせて、普段見られないような表情を見たい、そんな考えの方もいるのではないでしょうか。

 

 「他人をディスったのだから、ディスられて当然」という匿名さんもいますが、匿名さん方こそが広瀬さんのこともスタッフさんのことも傷付けてしまっていることをわかって欲しいものです。まあ、わかっていても止めないし、一度ネット上に出てしまったものは容易に消せないものです。

 

 いっそ、中国よろしく、ネットサービスの実名登録を義務化してしまえば、少しはモラルも向上するでしょう。というよりは、モラルがないのに勢いに便乗したがる匿名さん方が出てこれなくなるだけでしょうか。

 

 、、、いや、実名登録はイヤだな~。人に言えないことはしていないつもりですが(笑)。

 

 いずれにせよ、まだ10代の女の子にとっては精神的に大変キツイと思います。身の危険すら感じてしまい、日常生活に支障が出ていたとしても不思議ではありません。

 

 

中傷されたスタッフの気持ちは?

 中傷されたとされるスタッフさんの気持ちを考えてみると、当のスタッフさん本人は気にしていないと思います。

 

 だいたい、こんな若い子に言われて腹が立つワケがありませんよね。仕事の内容についてはたいして理解していないはずです。

 

 番組の裏側、私たち視聴者が目にすることができないところでは、関係者や芸能人、スタッフさんたちの怒号や罵声が飛び交っている、、、そんな緊張感漂う現場を見ているはずですから、スタッフさんの価値については、薄々でも実感していそうなものです。

 

 番組内での広瀬さんの発言の取り扱い方もいかがなものかと思いましたが、こんなことにイラッとくるのは大人げない、そんな程度のことに思いました。

 

 私えぬぐちも子供に「夜遅くまで働いて、お仕事面白いの?」と聞かれ、「お前たちのためだろ~」とイラッと来たことはあります(口には出しませんでしたが)。大人になれば、きっとわかりますよね。

 

 ビールを飲んでいると、子供がどうしてもと言うのでちょっとだけ舐めさせると「うげ~」「こんなの美味しいの?」と。これも大人になればわかります。

 

 針でもハサミでも危ないものに触れようとする赤ちゃんをバッシングしたりはしませんよね。教えるのは大人の務めです。

 

  広瀬さんもまだ子供と言えなくもない年代です。言葉を選ぶにも選べない。物事を判断する基準も曖昧、というか確立するのはこれから。

 

 

大人だってそう思うことはある。言わないけど。

 大人になってからでも、例えば私えぬぐちは自分で演奏する手前、ジャズをよく聴いているのですが、興味のない人からは「適当に吹いてんの?」「ちんどん屋?」「歌なくて面白いの?」と過小評価されることがよくあります。

 

 「わかってないな~、ジャズの魅力が」

 

 これって、

 「わかってないな~、照明の難しさが」

 とか

 「マイクで音拾うの、素人にはできっこないさ」

 ということと同じです。

 

 そう、イラッとくるわけがない。

 

 当たり前の大人の感性を持っていれば、今回の広瀬さんの発言に対しても、

 「わかってないな~」

 「大人になればわかるよ」

 と、さらっと流してしまうものではないでしょうか。

 

 大人ですから、番組スタッフという仕事が何ら卑下されるような仕事ではないこともわかっています。

 

 それでも、自分が全く経験したことのない職種については、やっぱり、どうしてこの仕事をしようと思ったんだろう、と不思議に思ってしまうことがあります。大人になった現在でも、知識も興味もないことに対して疑問が湧き起こることはあります。これを口に出すのは若さゆえでしょう。

 

 少し気遣いが足りなかったのかもしれませんが、芸能界の大物を前にして、しっかりしようとし過ぎてしまい、要らないことまで言ってしまったのかも知れません。

 

 広瀬さんには、「ネット上のバッシングなんて、名乗りもせず顔も見せない卑怯者たちが、ただ面白おかしくしたいだけなんだから気にしないように」と伝えてあげたいところですが、仮にそのように理解しようと務めても、規模が大きくなりすぎて、平穏ではいられないでしょうね。

 

 

なんだか国会中継を観ているような感覚

 ところで、今回の広瀬さんの件に限らず、こういう失言に絡んでの炎上の話題を耳にする度に、なんだか国会中継を観ているような感覚に捉われてしまいます。

 

 国会って、会期も時間も限られているはずなのに、どうして総理や閣僚の失言、適正問題ばかり追求しているんでしょう?

 

 決めなければいけないことが山程あって、この議題はこの期間に片づけてしまいたい、と官僚の方々が厳密にスケジューリングしているはずです。

 

 なのに、何かの場で誰かが失言を漏らしたり、何かが露呈してしまった日には、時間が限られたはずの国会の質疑応答がの内容が、ホント、こればっかりに、、、。

 

 野党議員の仕事って、与党議員の揚げ足を取って与党を解散に導くことなんですかね。与野党の政権が入れ替わっても、同じこと繰り返してますよね。

 

 本当は大事な政策や法案に対して意見や質問を行うはずが、失言問題ばかり取り上げて、

 「総理! 国民は知りたがってますよ」

 「大臣! 国民が納得すると思ってるんですか?」

 と、どうやら国民の意見を代弁してくださっている様子。

 

 、、、代弁していないと思いますが。

 

 こんな質問すればするほど、質問している側の議員さんに対する国民の信頼が薄れていくということに気づいて欲しいです。

 

 ちょっとぐらい政治家として相応しくない部分があっても、その代わりに不正や癒着があっても、しっかりと国民のために決めることを決めてくれるのならいい。一国民の私えぬぐちはそう思います。、、、国民総意ではないかもしれませんが、一民意です、参考まで。

 

 決めるべきことがいつまでも決まらない。最後には吟味されないまま、妥協されて決議されてしまう。なんてことがあり得るのかわかりませんが、もしそうであれば、国民にとって大きな損失にもなりかねませんよね。

 

 広瀬さんにとっては、例えば仕事のオファーのキャンセルやファンサービスの自粛などがあったとしたら、大きな損失ですね。

 

 これらの損失は、もちろん、広瀬さんや閣僚の方々の失言のせいというよりも、無駄なバッシングと質疑応答の場を借りたパフォーマンスのせいです。

 

 少なくとも、『民意の代弁』については、顔を出している政治家さんよりも、名乗りもせずにバッシングして喜んでいる匿名さんの方がタチが悪いと思います。

 

 やっぱり、民意、、、というと大袈裟すぎますが、誰かの意見や気持ちを代弁しようというのであれば、しっかり身分を明かし、そのせいで今度は自分がバッシングされるようなことになっても構わないという姿勢・心構えが必要なんだな、と考えさせられた今回の炎上騒ぎでした。

 

 

 

 

 

 



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